アルコールは古くから人に飲まれてきました。
お酒が好きな人、お酒が苦手な人、様々な人がいると思いますが、アルコールはどちらかというと健康を害するというイメージがありますよね。

確かに、アルコールの摂取によって肝硬変、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、膵炎、糖尿病、口腔がん、喉頭がん、胃がん、大腸がん、認知症などの疾患を引き起こす恐れが指摘されています。

ただ、これはあくまでもアルコールを大量摂取した場合であって、現在は少量であればむしろ健康に良いとする意見が多数派を占めています。

アルコールの健康への効能

では、アルコールの健康への効能としてはどのようなものが挙げられるのでしょうか。

アルコールの代表的な作用としてまず挙げられるのが、血行促進作用です。
この作用は広く知られているとおもいますが、お酒を飲むことで血管が拡張し、血行を良くします。

これに伴って、アルコールが体内で分解する際に生成されるアセトアルデヒドが抗利尿ホルモンを抑制することで、利尿作用をもたらします。
(抗利尿ホルモンとは人間の体にそもそも備わっている必要以上の水分を尿として体外に排出しないようにするものです)

血行促進作用と利尿作用により、体の代謝が高まることで疲労回復に役立つとも言われています。

これらのアルコールのもたらすいい影響には、しっかりとしたエビデンスも存在していて、イギリスの学者マーモットによって『適量の飲酒は死亡率を下げる』ということが統計的に解明されています。

死亡率が低下する理由としては、血行促進などの他に、血液中の善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やす作用がアルコールにあることなどが挙げられます。

HDLコレステロールは動脈の壁などに堆積したコレステロールなどを取り除く効果があります。
これにより、動脈硬化や高血圧、虚血性疾患、脳卒中などの血管系の重篤な疾患を予防する効果があるのです。

死亡率を低下させるアルコール

マーモットの研究によって解明された死亡率の低下ですが、これには『適量の飲酒』という条件が加わります。

つまり、大量飲酒やお酒を全く飲まない人と適量の飲酒をしていた人を比較した結果、適量の飲酒をしていた人の死亡率が最も低かったということです。

大量に飲酒をする人の死亡率が高いのはよく分かりますが、全く飲まない人よりも死亡率が低下するというのは驚きのデータですね。

死亡率の高い血管系の疾患が予防されることが死亡率低下の最も大きな要因だと考えられますが、これ以外にも血液をサラサラにする効果や血糖値を下げる効果も期待されています。

血糖値に関して言えば、大量に飲酒をした場合には血糖値が上がり、糖尿病のリスクを増やすのに、適量であればむしろ血糖値を下げる効果があるというのは面白い特徴ですね。

お酒の上手な飲み方

お酒は大量に飲めば悪影響を、少量であれば体に良い影響を与えてくれるというのはお分かりいただけたと思います。

では、体に良い影響を与えるためのお酒の上手な飲み方はどのようなものなのでしょうか。

主に注意する点としては以下の3つです。

    お酒を上手に飲む上で注意したいこと

  • 休肝日を週2日程度とる
  • 食べながら飲む
  • 楽しい席で飲む

休肝日を取るということは最近定着してきたことではありますが、だいたい週に2日程度が望ましいとされています。

お酒好きの人にとってはお酒を全く飲まない日を作るということ自体が厳しいと感じるかもしれませんが、多くの人にとってはむしろ週に5日も飲んでいいんだという感じではないでしょうか。

この週2日の休肝日の決め方ですが、土日は飲まないで、平日5日は飲むという風に決めるよりも出来る限りばらすようにしたほうが良いです。例えば、火曜日と土曜日は休肝日にして他の日は飲む日にするといった感じですね。

仕事などの付き合いでお酒を飲む予定があらかじめ分かっている場合には、休肝日もそれに応じてズラし、お酒を飲む日が連続しないように心がけることが大切です。

また、これもお酒好きの人に多いのですが、つまみなどを食べずにお酒だけを飲み続ける方がいます。

これは体の中に入ってきたアルコールの濃度が高い状態が続くことで、血液中のアルコール濃度も急激に上がりやすくなります。

急激なアルコール濃度の上昇は体に様々な悪影響を及ぼしますので、お酒を飲むときには必ずおつまみと一緒に食べながら飲むようにしてください。そうすることで食べ物によりアルコール濃度が薄まり、体への吸収もなだらかになります。

最後の楽しい席で飲むというのもあまり意識しないことですが意外と重要で、家で一人晩酌をしているとついつい深酒になってしまいがちです。

これを避けるためにも、人と一緒におしゃべりをしながら楽しく飲むことが推奨されています。

適量ってどれくらい?

お酒を健康的に飲むには適量が良いのですが、ではこの適量って具体的にどのくらい量なんでしょうか。

人間の体が持っている平均的なアルコール処理能力は、成人男性の場合で1時間に6~7g程度とされています。
これを上回るアルコールを短時間の間に摂取してしまうとアルコール分が処理しきれずに血液中をぐるぐると回り続けることになるのです。

また、厚生労働省が発表した適度の飲酒量の目安では、1日平均純アルコール量として約20g程度と記載されています。

ただ、このような書き方をされてもイマイチぴんと来ないと思いますので、具体的なお酒を例に出してみてみましょう。

ビール(度数5%) 500ml
日本酒 1合
ワイン グラス2杯
チューハイ(度数7%) 350ml
焼酎(度数25度) 110ml程度

それぞれ上記のようになります。

ただし、これらの量は絶対的な量ではなく、人によってアルコール処理能力には差があるということは覚えておきましょう。

お酒が弱い人や苦手な人は、お酒が強い人に比べて当然アルコールが処理にしにくい体ですし、女性や高齢者も成人男性よりアルコールの処理能力が劣ります。

これらを踏まえて、自分に合った適度な飲酒量を見極めたいですね。

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