急性腰痛症は日本人に多い病気のひとつでもあります。

一般的には、いわゆるぎっくり腰などといわれているもので、突然立ち上がれないほどの強い痛みに襲われます。

この病気の特徴は、この『突然』というのがキーワードです。

さっきまでは何ともなかったのに、急に激しく鋭い痛みに襲われたという場合には急性腰痛症である可能性が極めて高いでしょう。

急性腰痛症というものは時間の経過とともに自然治癒するものです。そのため、特別な治療をする人は少ないようですが、正しい知識を身に付けておかないと悪化したり、治癒が遅れる可能性もあります。

そこで、ここでは急性腰痛症に関する治療法や治療期間をはじめ、労災認定の有無やコルセットの使い方についても見ていくことにしましょう。

基礎知識!安静にしたほうがいい?

細かい内容に入る前に、まずは急性腰痛症に対する基本的な知識を知っておきましょう。

急性腰痛症はその名の通り、急に、突然、強い痛みが腰に走る症状を指します。

どの程度が急で突然なのか?という部分については非常に曖昧ですし、実は急性腰痛症には明確な定義がありません。

一般的には、4週間以内に症状が収まるものを急性腰痛症とする見解が多いようですが、これ以上長引く場合も稀ではありますが確認されています。

原因はなに?

急性腰痛症は腰の周辺の筋肉や骨、じん帯などに何らかの損傷や炎症が起こることにより痛みが発生します。

痛みが発生するまでのメカニズムやそもそもの原因というのは人それぞれで一概にいうことはできません。

ただし、急性腰痛症を発症する大半の人は腰に長い間負担がかかっており、それがあるときに大きな痛みとなって現れたと考えられます。

仕事や日常生活で腰に負担のかかる動作や姿勢が多かったという心当たりはないか一度考えてみましょう。

もし心当たりがある場合には、その疲労が腰に蓄積していき、何気ない腰への負担が最後のとどめとなって大きな痛みになった可能性が高いです。

また、椎間板ヘルニアや腰椎圧迫骨折などの特定の疾患が原因の場合もあります。

この場合には症状は突発的であっても、短期間で自然治癒することはほとんどありません。

そのため、痛みが悪化したり、長引くようであれば病院へ行って精密検査を受けるようにすると良いでしょう。

急性腰痛症を患ったことがある人は分かると思いますが、立ったり、座ったり、中腰になったりなど、何気ない日常の動作が原因で発症します。

そのため、『こんな動作で動けなくなってしまうなんて…』とショックを受けてしまう人も多くいますが、急性腰痛症はそもそも急に起こるものですし、何気ない動作によって発症するものです。

あまりショックを受けることなく、気を落とさないようにしましょう。

安静にしておいた方がいいのか?

急性腰痛症に関しては安静にして置いたほうがいいのか?といって議論が良くされていますし、実際に勘違いも多いです。

結論からいえば、急性腰痛症を発症していて痛みがある場合には安静にしておくのが正解です。

ぎっくり腰のときには腰を伸ばして痛みに逆らった方がいいということや、安静にしていると悪化する可能性があるなどということをいわれることもあります。一度は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

たしかに、動かしたほうがいい腰痛があるのは事実です。

ただし、それは慢性的な腰痛の場合であり、ぎっくり腰のような急性の腰痛には当てはまらないので注意が必要です。

慢性的な腰の痛みは動かずに放置しておくと腰回りの筋肉の柔軟性が落ちていき、血行不良などを引き起こして痛みが悪化する可能性がありますが、急性的な腰の痛みの場合には筋肉のコリなどが原因で痛みが発生しているのではなく、あくまでも炎症が原因です。

患部に炎症が起きている場合には、無理に動かさずに安静にすべきだということを覚えておきましょう。

急性腰痛症の症状が軽減するのにはどれくらいの期間が必要?治療期間は?

急性腰痛症は一般的に4週間以内に完治するものをいいますので、4週間というのが症状の軽減という意味でも、また治療期間という意味でもひとつの目安になってくるでしょう。

ただし、この期間についても個人差があります。

症状が軽く、治りが早い人であれば1週間程度で治る場合もあります。

一方で、症状が重く、治りが遅い人であれば1か月を超える期間がかかる可能性もあります。

急性腰痛症の大半は4週間以内に自然治癒しますので、もし1か月以上痛みが引かないという場合には病院へ行きましょう。

急性腰痛症の治療方法

急性腰痛症は自然治癒するものですが、病院などで適切な治療を受けることによって治りが早くなります。

急性腰痛症の治療には、薬などは基本的に用いられず、安静と冷却が主な治療になっています。

痛みを感じてから最低でも3日間は安静と冷却を行うようにして、痛みが引くのを待ちましょう。

これは病院などに行っても基本的には同じで、同様の治療が行われます。

そのため、家で発症してしまったという場合には、無理に病院へ行かずに自宅で安静にして患部を冷やすようにすると良いでしょう。

痛みで日常生活がままならない場合や、仕事でどうしても動かなければならないという場合には、ロキソニンやボルタレンなどの鎮痛剤を処方されることもありますが、安静が基本の急性腰痛症においては痛みを抑えながら動くということは推奨できません。

ちなみに、急性腰痛症で痛みを感じているときには入浴はしないほうがいいです。

炎症を起こしている部分を温めてしまうと痛みがさらに悪化してしまいますので、入るとしても湯船は避け、シャワーだけにするようにしましょう。

コルセットは就寝時に付けてもいい?

コルセットは急性腰痛症の痛みを緩和する応急処置として有効です。

病院へ行かなくても、コルセットは市販されていますので、コルセットを自分で購入して痛みを抑えているという人も多くいるでしょう。

日中は付けていても問題ないコルセットですが、寝るときに付けたままにするか取り外すかを悩む人は多いようです。

コルセットは就寝時には取り外すのが基本といわれています。

これにはいくつかの理由があり、『コルセットを付けている状態になれてしまうと筋肉が衰えていってしまうから』ということや、『腹部周辺を強く圧迫してしまうと眠りが浅くなってしまうから』ということなどが言われています。

1週間以上コルセットを付けたままにしておくと、次第に腹筋や背筋などが衰え、痛みが増加するケースがあるといわれていますので、できるだけ外すようにした方が良いでしょう。

ただし、痛みが強すぎて睡眠が阻害されるという場合にはコルセットを付けても睡眠を優先させることが大切です。

あくまでも就寝時には外すのが基本ではあるが、絶対ではないと覚えておきましょう。

労災認定されるのか?

ぎっくり腰は介護士や看護師、運送などをはじめとした腰に大きな負担のかかる業務中に発生することが多いといわれています。

仕事中に発生したものに関しては労災の適用の有無が注目されますが、急性腰痛症(ぎっくり腰)にも労災は適用されます。

ただし、すべての症状に適用されるというわけではなく、認定基準は厳しいものであるといえるでしょう。

詳しい認定基準に関しては、厚生労働省が発表しているガイドラインに載っていますので以下を参照してください。
厚生労働省(外部サイトへ)⇒腰痛の労災認定

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