坐骨神経痛を抱えているけど立ち仕事で辛い・・・
こういった悩みを抱えている方は想像以上に多いのではないでしょうか?
かくいう私も昔は立ち仕事をしていました。
その時はちょうど坐骨神経痛の症状がピークの状態の時で、毎朝痛み止めを飲んで起き、出勤したものです。
日によってはロキソニンなどの錠剤では痛みが治まらず、ボルタレンなどの坐薬を使って痛みを誤魔化し、出勤していたこともありました。
坐骨神経痛を抱えている方で立ち仕事の場合、どうしても考えてしまうのが症状への負担です。
私も毎日のようにこの不安を抱えていました。
坐骨神経痛への負担というよりも、その痛みの原因が何なのか?によってどの程度負担が掛かってくるのかは変わってきます。
ただ多くの場合、坐骨神経痛の症状の原因は腰椎(腰)にあることが多いので、今回は腰への負担軽減という点に絞って話したいと思います。
あなたの立ち仕事はどっちのタイプ?
立ち仕事といっても、色んなタイプがあります。
例えばレジ打ちやアパレル店員、化粧品販売などなど。
立ち仕事には大きく分けて、『静止状態が続く立ち仕事』と、『動きのある立ち仕事』に分類されます。
この2つで言えば、基本的に腰への負担が軽いのは後者の『動きのある立ち仕事』です。
以下、この二つのタイプの対処法を詳しく見ていきましょう。
静止状態が続く立ち仕事
レジ打ちなどがこのタイプにあたりますが、静止状態でずっと立っていなければならない仕事は腰に大きな負担を与えます。
そこで有効になってくるのが体重のバランスを崩すということです。
立っているとき、両足に同じ体重をかけてしまうと、腰椎にもろに体重が掛かり大きな負担が掛かってしまいます。
そのため、右か左、どちらか片方の足に体重を掛けることで腰椎への負担を軽くする効果が期待できるのです。
ただし、ひとつ注意なのが、両足に掛ける体重のバランスを崩す=姿勢を悪くするという意味ではないということです。
坐骨神経痛を患う人の多くはヘルニアなどで神経が圧迫されているものが多いですが、姿勢が悪いことで骨盤などの位置が崩れ、ひいては筋肉などへの歪みに影響を与えているケースも少なくないのが実情です。
姿勢を悪くするというのがイメージしにくいと思いますが、基本的には『片足の膝を曲げて片足はだらんっとなった状態』というと分かりやすいでしょうか。
電車などで立っているときに、壁などにもたれかかって片足に全く体重が掛かっていない状態になっている方を多く見かけると思いますが、そのような状態は余計に筋肉をゆがませたり骨盤のゆがみを誘発する可能性があるため、避けましょう。
つまり、静止状態で長い間の立ち仕事をしなければならない状態にある場合には、姿勢は良く立ち(上半身はまっすぐ保ち)、それでいて両足に同じ体重を掛けるのではなく、片足ずつバランスを崩しながら意識的に立ちましょう。
動きのある立ち仕事
店内を歩き回るアパレル店員などがこれに当てはまると思いますが、静止状態で同じ場所に立っているよりも基本的には腰への負担は軽いといえます。
恐らくご自身でも感じていると思いますが、じっとしているときよりも、歩いたり少し動いているときの方が痛みが緩和されている感覚があるのではないでしょうか。
実際に私もそうでしたが、歩き回っているときの方が痛みが和らいでいるような感じがしていました。
ただ、歩き回る場合、ひとつ注意したいのが靴です。
男性の場合はそこまで気を使う必要はありませんが、女性の場合、高いヒールなどは避けたほうが良いでしょう。
上にも書いていますが、基本的に体のバランスや重心が極端に崩れると腰に大きな負担が掛かったり、骨盤や筋肉などの歪みを引き起こす原因になります。
もし靴に対して、ある程度融通が利くようであれば、歩きやすい靴を履くように心がけましょう。
対処法であることに注意が必要
ここでご紹介した方法は、あくまでも一時的な対処法に過ぎません。
毎日の立ち仕事で辛い中、如何に坐骨神経痛への影響を軽減するか?という点にフォーカスしてお伝えしました。
つまり、普通に立ち仕事をしているよりは坐骨神経痛への負担は軽減されるけど、根本的な解決策にはならない。
ということを肝に銘じておきましょう。
もし勤務されている会社に様々な部署があって、移動できる可能性があるのであれば移動を考えるのも手です。
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