坐骨神経痛の痛みで夜寝ることが出来ない・・・
やっと寝付けたと思ったのにすぐに目覚めてしまう・・・
こういった悩みを抱えている方は、坐骨神経痛を患っていると多いと思います。
安眠を妨害するほどの強い痛み。
とても辛いですよね。
睡眠不足は体の様々な部分に影響を及ぼしてしまうので、この悪いサイクルを何とか断ち切りたいものです。
私も過去にあまりの痛みで夜寝付けず、一人ベットの上でもがいていたことがありました。
ここでは実際の体験を元に、少しでも痛みを和らげる方法や対処法をご紹介したいと思います。
目次
万人に当てはまりやすい痛みを緩和する姿勢
寝ていても強い痛みが常に走っているという場合、症状としては重い方に分類されると思います。
痛みの出ている部分や原因によって、痛みの感じない体勢は人それぞれなので万人に当てはまる対処法はありませんが、実際に自分がやってみて効果のあったのは以下のようなものです。
整形外科などにリハビリに行くと分かりますが、牽引というリハビリをすると思います。
個人的にはこの牽引は効果が全く体感できなかったので、受ける意味はないと思っているのですが、リハビリの時に取る体勢。つまり、膝を立てて仰向けになる体勢自体は坐骨神経痛の痛みを和らげてくれることが多いです。
参考記事→椎間板ヘルニアや坐骨神経痛のリハビリに牽引はどれほど効果があるのか?
これはヘルニアなどによって坐骨神経痛の症状が出ている場合は特に顕著で、通常立っている状態で湾曲している人間の腰の部分の背骨が、膝を曲げることによってまっすぐになります。
これにより、何らかの形で圧迫されていた坐骨神経が緩み、痛みを感じなくなるというものです。
また、痛みが強い場合にはこれに加えて、膝を立てて曲げて出来た空間にタオルケットや掛布団などを丸めたものを置くことで、力を抜いても膝が曲がったままの状態を確保できるので体勢としてはとても楽になると思います。
私の場合は腰椎にヘルニアがあり、それによって坐骨神経痛の痛みが出ていたのでこれはとても効果的な方法でした。
ちなみに、この方法は整形外科、整体や鍼灸などでも推奨された姿勢ですので多くの方に当てはまりやすいと思います。
私がやっていた寝るときの楽な姿勢
これとは別に、痛みが強すぎて寝付けない時、個人的にやっていた姿勢があります。
それが、『横向きで寝て、片足を曲げて抱き枕のような状態で掛け布団に足を乗せる。』
というものです。
上の画像のように、抱き枕のような状態になっているのがイメージ通りの姿勢です。
タオルケットでも掛布団でも良いので、痛みが出ている側の足を上にして、その足をタオルケットや掛布団の上に載せます。
普通に横になって寝ているよりも足全体が高い位置にあるというイメージですね。
タオルケットや掛布団を両足で挟むと表現してもいいかもしれません。
上で紹介した方法は、普段仰向けで寝ている方の場合は良いのですが、私の場合、横向きやうつ伏せで寝ることに慣れていたので、どうしても寝付けませんでした。
その時に自分で色々試行錯誤をした結果、たどり着いたのがこの方法です。
抱き枕は姿勢もそうですが、人間に安眠の効果を与えてくれるものだというデータもあるので、是非おすすめです。
それでも寝れないときは・・・
それでも痛みが強すぎて眠れない!
という時には、就寝前にロキソニンやボルタレンなどの坐薬を使ってしまいましょう。
本来は体にいいものではありませんが、どうしても眠れない場合には仕方ありません。
睡眠不足は坐骨神経痛などの症状に悪影響を与える可能性が高いので、病院では睡眠導入剤などを処方する場合もあるようです。
それだけ睡眠は人間の体にとって重要だということです。
もし、内服鎮痛薬を飲んでも痛みが治まらないというときには神経ブロック注射の利用を考えるのもひとつの手です。
神経ブロック注射に対しては良いイメージを持っていない人も多いですが、対処療法のなかでも比較的優れた方法です。
その理由は単なるその場しのぎとしての対処療法ではなく、注射を繰り返すことによって次第に症状が改善されていく効果が期待できるからです。
対処療法だけでなく、改善が見込める方法も
神経ブロック注射には改善を期待できる部分もありますが、ロキソニンやボルタレンなどの鎮痛薬に関しては完全に対処療法です。
対処療法を続けていても、人間が持っている本来の機能であるマクロファージによって坐骨神経痛の原因になっているヘルニアは自然治癒しますが、それにはかなり長い月日(3年~10年)が必要です。
この期間、ずっと鎮痛薬を飲み続けるというのは体にもあまりいい影響はないですし、どこか気が引けるという人も多いはず。
そこでおすすめしたいのが、ここまで見てきたような対処療法に加えて、改善が見込める対策を行っていくというものです。
どうしても我慢することができないほどの強い痛みがある場合には、薬に頼り、痛みが弱いときには改善に向けた対策を行っていくことで効率的に坐骨神経痛を治していくことができるでしょう。
整体や接骨院、整形外科などで教わるストレッチ方法
坐骨神経痛などの腰に原因がある痛みを改善するためには、ストレッチが効果的とされています。
冒頭でも紹介したように、痛みの原因は人それぞれですので万人に当てはまる改善方法というものはありません。これはストレッチでも同じことです。
そのため、自分に合ったストレッチ法を見つけることが何よりも重要です。
自宅でもできるストレッチ方法としては、上体を反らす方法や背筋を伸ばす方法などがあります。詳しいストレッチ方法は坐骨神経痛に本当に効く!腰痛改善ストレッチ(体操)方法を大公開!で紹介していますので参考にしてみてください。
また、テニスボールなどを使ったストレッチ方法もあります。
このストレッチ方法に関しては、テニスボールを使って坐骨神経痛を改善!腰痛全般にオススメ!で詳しく紹介しています。
自然治癒力を高めて完治を目指す
また、人間の本来持っている自然治癒力を最大限まで高め、治りを早くするという方法もおすすめです。
ヘルニアに効果的とされているサプリメントはたくさんありますが、そのなかでも近年注目されているのがプロテオグリカンという成分を主成分としたものです。
軟骨成分を生成するとされているコンドロイチンやグルコサミンの機能を高める働きをし、神経痛改善には欠かせないものといわれています。
プロテオグリカンは坐骨神経痛の原因になるヘルニアを改善してくれる効果があるものの、日常生活の中でこれだけを取り続けるというのはなかなか難しいものです。相当意識していない限り、食事でとっていくのは難しいでしょう。
そんなときにはサプリメントを使うのが効果的です。
このようなサプリメントを日常に取り入れ、対処療法と共に地道な改善を目指していきましょう。
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