数年前から日本でも注目され始めたマッケンジー法ですが、坐骨神経痛患者の多くが、この手法の中で提唱されているマッケンジー体操(マッケンジーエクササイズ)で症状に改善が見られているということで、ここではこのマッケンジー法を取り上げたいと思います。

マッケンジー法とは、ニュージーランドの理学療法士であったロビン・マッケンジーが考案した腰痛改善のための診断から治療に至るまでの一連の方法を言います。
このマッケンジー法が生まれたのが1956年ですので、既に考案されてから60年以上が経っていることになりますね。

海外、特にアメリカやデンマークなどにおいては既に腰痛ガイドラインにもマッケンジー法が推奨されるなど、腰痛治療のひとつとして広く認知されています。

マッケンジー法を正しく理解する

歴史としても意外と古く、海外では一般的になっているマッケンジー法ですが、日本ではまだまだ知らない人が多いのが現状です。

マッケンジー法は冒頭でも書いたように、患者さんに色々な体勢をとってもらい、痛みの出る部分や体の反応などを施術者が見極めて診断します。そして、その診断結果に基づいて適切なエクササイズ方法を提唱すると言ったものです。

この一連の流れを総称してマッケンジー法と呼び、治療(エクササイズ)の部分を特にマッケンジー体操やマッケンジーエクササイズなどと呼びます。

マッケンジー法を専門に扱い正しい知識の普及に努めている団体に国際マッケンジー協会というものがありますが、これには国際マッケンジー協会日本支部という日本支部も存在します。

しっかりとした知識を持ち、マッケンジー法の専門家として認定されたものには資格が与えられる制度になっています。今現在、日本ではこの有資格者は数十人しかいないと言われています。

また、マッケンジー法は、しばしば腰痛の改善法として紹介されることが多いですが、効果は腰痛に対してだけでは無く、首の痛みや背中の痛み、関節痛などにも効果があることが証明されています。

腰痛は原因不明のものが全体の8割以上を占めていると言うデータもあるくらい、まだまだ未知の病ですが、そういった画像診断が出来ない腰痛に対してもマッケンジー法は効果を発揮すると言われています。

マッケンジー体操(エクササイズ)のやり方

マッケンジー法の中で使用される体操のやり方はいたって簡単です。
家で気軽に誰でも出来ますので、試しに実践してみましょう。

1.うつ伏せにまっすぐ寝る
2.顔の横に両手をつく
3.腕の力で上半身をゆっくりと持ちあげる
4.その状態で1分程度キープ

この一連の流れを朝と夜に数回ずつやるだけです。

どこら辺まで上半身を持ちあげるか?ということについては人それぞれで、自分が痛みを感じない範囲でやってください。

マッケンジー法で使われるこの体操の良いところは、後屈運動であるということです。
ヘルニアや坐骨神経痛で痛みが出ている状態だと前屈をすることが非常に困難な場合が多いのですが、後屈であれば出来るという人は多いと思いますので、今現在痛みを感じている場合でも積極的に取り入れられる手法です。

また、治療の効果も比較的出やすく、早い人だと1回のエクササイズで痛みが軽くなったことを実感する人もいます。

ちなみに私もこのマッケンジー体操は痛みの強い時期にやっていて、毎日、朝と昼に欠かさず取り入れた結果、数日で痛みが軽減していくのが分かりました。
私の場合は完治とまでは行きませんでしたが、この体操と鎮痛薬を服用することで日常生活で困ることはほとんど無くなりましたね。

マッケンジー法のメカニズム

マッケンジー法は腰椎の変形や圧力を軽減することによって痛みを改善していくというものです。
腰椎にフォーカスした治療法ですので、効果のある症状としては椎間板ヘルニアなどが典型例として挙げられます。

椎間板ヘルニアは潰れた椎間板がはみ出して神経を圧迫することで痛みが発生しますが、そもそも椎間板がはみ出した原因は姿勢の悪さや強い衝撃などによる圧力です。
この圧力を軽減し、正常なレベルに戻すために体を反ります。

小学校時代の保健室や理科室にあった人体模型を想像してもらえば分かりやすいと思いますが、人間の腰部の骨は健康な状態ではS字に湾曲しています。
このS字がストレートになってしまった場合やゆがんでしまった場合にヘルニアの症状が起きます。

マッケンジー体操のやり方を見てもらうと分かるように、腰の部分が湾曲するのが分かると思います。

つまり、マッケンジー法は背骨の形などを正常な状態に強制し、圧力を減らすことで痛みをなくす方法だと言えるでしょう。

マッケンジー法をやる上での注意点

マッケンジー法は原因不明の腰痛などにも効果があると冒頭に書きましたが、そうは言ってもすべての腰痛が治る訳では無いということは覚えておきましょう。

メカニズムでも説明したように、背骨の歪みや姿勢を改善させることによって椎間板にかかる圧力などが軽減され痛みが無くなるものですので、裏を返せばここの部分に原因がない腰痛に関しては効果はないと言えます。

厳密に言うと、腰痛のほとんどの原因は姿勢の乱れなどによるもので、姿勢を正常な状態に戻すことによって腰の周りの筋肉などが緩むことから、筋肉の緊張を原因とした腰痛にも効果は発揮します。
そのため、原因不明の腰痛にも効果があると言われているのです。

大事なことはとりあえずやってみることです。

勿論無理のない範囲でという条件付きですが、上半身を後ろに反らす後屈の動作自体、腰痛に良いと言われています。

昔は上体を反らすことは腰痛患者にとって厳禁と言われていましたが、現代では研究が進みむしろ良いものとされています。

時代が変わると医学界の常識もここまで変わってしまうんですね。

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