坐骨神経痛の治療法のひとつにカイロプラクティックというものが存在します。
日本では近年注目されるようになったものですが、海外での歴史は意外と古いもの。
カイロプラクティックで坐骨神経痛が完治した!
という意見も、ネットを中心に色々なところで聞かれますので、気になっている方も多いのではないでしょうか。
ここでは何かと話題のカイロプラクティックについて取り上げたいと思います。
カイロプラクティックとは
カイロプラクティックは1895年にアメリカで考案されたものです。
カイロはギリシア語で手、プラクティックは技術を意味する言葉ですね。
基本的には手を使って矯正などの施術をするのが基本です。
現在、カイロプラクティックは世界的に見てもあくまで代替医療としての位置づけです。
代替医療とは日本でいうところの民間医療や、東洋医学に代表されるような伝統医療と同種のものです。
ただし、西洋医学などの最先端の医療では治らないのに、代替医療では完治したというケースがあるのも事実ですので、治療法が完全に確立されていないものに関しては患者自らが積極的に様々な治療法を試してみる必要があります。
カイロプラクティックに関する注意点
一番の問題点、注意点は、現在の日本ではカイロプラクティックに対する法制度が確立していないということです。
カイロプラクティックという言葉だけがひとり歩きをしてしまっていて、カイロプラクティックの専門家であるカイロプラクターを自称する人が増えてきています。
海外ではしっかりとした法制度化がなされているため、有資格者しかなることが出来ません。
しかし、日本では現状、カイロプラクターであることを自称してしまえばその時点でカイロプラクターになってしまいます。
カイロプラクティックというと、とても専門的なことをしていそうな感じがしますが、実は資格などは特に必要ないと聞いて驚かれる方も多いのではないでしょうか。
実際に最高裁の判例でも、日本においてカイロプラクティックの施術をすることは違法とも適法とも言うことが出来ないという、なんともあやふやな感じです。
日本の法律ではカイロプラクティックを定めた法律がないため、現行制度上は職業選択の自由として認められている程度のものです。
日本に入ってきたのは1900年代初頭と古いものではありますが、神経痛などが完治する医学的根拠は未だに解き明かされていません。
そのため、完全なる自己判断として受けるしかないというところが一番大きな不安材料ですね。
カイロプラクティックを実際に受けた人の声
実際にカイロプラクティックを受けたことのある方に話を聞いてみました。
結論をまとめると、賛否両論、本当に開きのある結果になっています。
まず、カイロプラクティックを受けて良かったという方の意見。
この方は37歳の男性ですが、長年、坐骨神経痛をわずらっており、整形外科や整体に通っても一向に良くならなかったそうです。
痛みは生活に支障がないレベルだったので、そこまで気にしてはいませんでしたが、長時間イスに座っていたりするとやはり足がビリビリと痛みだすとのことでした。
友人から紹介されたカイロプラクティックなるものを試しに受けてみた結果、3回ほどの施術でほとんど痛みを感じない状態になったそうです。
これはカイロプラクティックという施術方法がぴったりとマッチしたケースですね。
しかし、一方で疑問を呈する声も複数存在します。
例えば、1回の施術が20分で1万円という施術代金に不安を覚える人や、施術自体が患部をなでる程度でほとんど意味がないように感じるなどの声があります。
個人的な見解としては、カイロプラクティックは、とても当たり外れが大きいと感じますね。
当たりをひけばいいけど、外れをひいたら時間もお金も無駄になる・・・
現状では、そんな印象を持たざるを得ませんね。
再春館製薬所の『痛散湯』が無料で試せます
