痛みはなぜ起こるのか?

この点について、もっとも有力かつ一般的になっているものは、『腰椎から足の先にかけて走る坐骨神経という神経がなんらの原因によって刺激されるため』という考えです。ただ、これはあくまでも一例であり、坐骨神経痛によって痛みが発生するメカニズムについては、実は色々な考え方があります。

痛みを根本から改善するためには、その痛みの発生メカニズムにはどのようなものがあるのか?ということを、知識としてで良いので押さえることが大切です。そこで、ここでは、なぜ痛みが出てくるのか?という根本的な痛みのメカニズムについて詳しく見ていきたいと思います。

坐骨神経痛を引き起こす原因については、坐骨神経痛を引き起こす疾患まとめ!原因を突き止めて適切な治療をしましょう!で詳しく解説していますので参照してください。

痛みのメカニズムは2つに大別される

痛みの発生するメカニズムを詳しく見ていくと色々な考え方がありますが、腰痛や坐骨神経痛ということに限っていえば、大きく2つに分けられます。

1つは、冒頭でも紹介した『坐骨神経が刺激されているケース』です。これは椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などで痛みが出ている場合に多く見られるものです。

もうひとつは、『血流障害によって痛みが出ているケース』です。これはMRIやCTなどの精密検査をしても腰痛・坐骨神経痛の原因がはっきりとわからないという場合に多いものです。

割合的に見れば、圧倒的に前者の方が多いとされていますが、後者の血流障害による痛みに悩んでいる方も少なからずいます。以下、それぞれを詳しく見ていきましょう。

何らかの原因によって坐骨神経が刺激されている

坐骨神経が刺激されているといっても、骨や椎間板などによって刺激されているケースと、梨状筋と呼ばれるお尻の筋肉に圧迫されて痛みが発生しているケースがあります。

割合的に見ると、梨状筋によって圧迫されているケースよりも、腰椎や椎間板などによって刺激されているケースの方が多いです。

腰椎や椎間板などによって刺激されているケース

いわゆる椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症によって痛みが出ている場合がこれに該当します。

椎間板ヘルニアを例にとると、ゆがみや圧迫、無理な姿勢などによって、腰椎の間にある椎間板がはみ出し、それが坐骨神経に触れることで痛みを引き起こします。

このようなメカニズムで痛みが出ている場合には、MRIやCTではっきりと原因が写りますので、外科的な処置などもしやすいです。

梨状筋によって圧迫されているケース

これは、梨状筋が硬直してしまい、その硬くなった筋肉が坐骨神経を圧迫することによって痛みを引き起こすもので、梨状筋症候群などと呼ばれます。

筋肉が硬直してしまう理由はさまざまなものが考えられ、同じ姿勢をずっと続けている場合や強く打ち付けた場合などが考えられます。

このケースでは腰椎や椎間板などによって刺激されている場合と違い、MRIやCTにははっきりと原因が写りません。

何らかの原因によって血流障害が起きている

血流障害によっても痛みは引き起こされます。

血が滞ることによって、痛みに繋がるというのはあまり理解できないかもしれませんが、一言でいえば血行不良が起こると、血液中にある疲労物質が患部に滞ってしまうからというのが主な理由です。このメカニズムについては、血行が良くなると何故、神経痛や腰痛が改善すると言われているのか?で詳しく解説しています。

筋肉疲労によって血流障害が起きているケース

筋肉疲労によって血流障害が起こるケースというのは、肩こりなどを想像すると分かりやすいでしょう。

デスクワークなどで長時間同じ姿勢を取り続けていると、乳酸が溜まり、体の筋肉がこわばってしまいます。これがいわゆる筋肉疲労を起こしている状態で、筋肉の硬直によって血行不良を引き起こします。

腰回りの筋肉や、上で解説した梨状筋というお尻の筋肉についても、肩こり同様に筋肉が硬直すると痛みを伴ってきます。

仕事柄、同じ姿勢を取り続けることが多いという方は、意識的にこまめなストレッチや体操をするようにしましょう。

ストレスによって血流障害が起きているケース

ストレスは実に多くの病気を引き起こす原因になりますが、目に見えないものなので、病気や痛みの原因としてはあまり信じられないという人も多いはずです。しかし、ストレスによって血行不良が引き起こされるというのは医学的にも証明されています。

人間はストレスを過剰に感じ始めると、交感神経の働きが活発になり、自律神経が乱れます。いわゆる、交感神経優位の状態です。

自律神経は人間の臓器や血液循環などを司っている、無意識に働く神経系ですので、これが乱れてしまうと血流障害に繋がります。

参考→ストレスが原因で坐骨神経痛に?ストレスとの関係性

血行が原因で痛みが出ている場合には、ツボなどの血流改善治療法は大変効果的

血行不良や血流障害が原因で痛みを感じている場合には、血流を根本的に改善させる治療法はかなり効果的といえます。

血流を改善させる治療法としては、東洋医学にそのような治療法が多く存在していますので、ツボや鍼灸などがメインの治療法になってくるでしょう。

一方、神経が阻害されていて痛みを感じているのであれば、ストレッチや体操によって正しい姿勢に戻したり、外科的な治療が必要になってくるでしょう。

参考→坐骨神経痛に効く足ツボやその他のツボまとめ

痛みの原因はひとつではないのが難しい所

痛みのメカニズムや痛みの原因を見てきましたが、今感じている痛みは複合的にさまざまな原因が絡み合って引き起こされている可能性があります。

例えば、坐骨神経が阻害されて、坐骨神経痛を患っている場合には、体を動かすことが億劫になることによって筋肉疲労を引き起こし、梨状筋や腰回りの筋肉が固まって血流障害を併発しているというケースも珍しくありません。

痛みを消し去るのは簡単なことではありませんが、考えられる原因を潰していくためにも、あらゆる治療法を試してみるという姿勢は重要になってくるでしょう。

再春館製薬所の『痛散湯』が無料で試せます

かの有名な再春館製薬所が誇る漢方薬である『痛散湯』が無料キャンペーンを実施中です。 試供品で満足した人のみに続けていってほしいという再春館製薬ならではのこだわりにより行われている無料キャンペーンです。 ⇒再春館製薬の『痛散湯』を詳しく見る