近年、プラセンタが美容業界を中心に注目されていますね。
美容効果だけでは無く、自律神経を整える効果や更年期障害対策など、本当に様々な効果があると言われているこのプラセンタ。
まさに万能成分といった感じです。
血行改善効果が期待できることから、肩こりへの治療には比較的昔から使われていたようですが、最近では腰痛や坐骨神経痛などの治療法がまだまだ確立されていないような症状にまで効果があると言われています。
しかも、外科的な処置が施せない原因不明のものにこそ効くとまで言われているのです。
そこまで言われると、『いやいや、いくら何でもそんな万能薬みたいの無いでしょ・・・』と疑問に思うのが普通。
私も同じく、『ほんとかよ・・・』って思いました。笑
ただ、このプラセンタ。
もし本当に効果があるのであれば、原因不明の腰痛などに長年悩んでいる人にとっては藁にもすがりたいものになるでしょう。
今回はその当たりを色々調べてみました。
プラセンタってそもそも何だ?
プラセンタって響き的にも女性的な感じがしますよね。
ヒアルロン酸とか、コラーゲンとか、それ系列の響きです。
だからこそ男性にとっては無縁のものに思えますし、あまり関心もないと思えてきます。
ここで改めてプラセンタというもの、それ自体について簡単にまとめておきます。
まず、プラセンタというのは直訳すると胎盤という意味になるそうです。
胎盤って女性のお腹の中にある、赤ちゃんを育てるためのものですね。
ただ、勿論ヒトの胎盤から取ったものでは無く、医療の現場で現在用いられているプラセンタは哺乳類などの胎盤から治療に有効に働く栄養素だけを抽出したものです。
じゃあなんで胎盤なのか?っていう話ですが、一言で言えば、胎盤には驚異的な力が秘められているからです。
プラセンタという言葉自体は最近よく聞くようになりましたが、実は胎盤に秘められた力自体はかなりの大昔から既に知られていたようです。
大昔ってどれくらい大昔かというと、紀元前です。
現代の西洋医学はギリシアなどが発祥とされていて、昔、世界史などでも勉強した記憶があるかもしれませんが、現代医学の父と評されるヒポクラテスが既にこの胎盤由来の栄養素を治療に用いていたという話もあるくらいです。
どんな生物でも生命の誕生というものはとても神秘的ですが、お母さんのお腹の中で成長する胎児の成長にはそれは凄まじいものがあります。
わずか10か月足らずで目に見えないほどの受精卵が、人間として生きていくべき臓器などの機能がすべて備わって外の世界に出てくるのです。
これこそまさに人類の神秘と言うべきでしょう。
この胎児の成長に直接的に影響しているのがまさに胎盤なのです。
確かにこう聞くと、胎盤には何か凄まじい力が秘められていそうです。
医療の現場ではどのような効果を発揮している?
プラセンタが効果を発揮するといわれている代表的なものには、肝硬変、更年期障害、乳汁分泌不全が挙げられます。
組織修復機能や細胞の活動を活発にする効果があるということが分かってからは、美容効果や育毛効果などが謳われ出しました。
確かに細胞を活発にさせたり、組織を修復する効果があるということは大抵の症状には有効ということになってしまいます。
プラセンタで本当に神経痛が改善される?
さて、ここが最も気になるところですね。
色んな効果があるのは分かったけど、本当に神経痛とか腰痛に効果があるのか?実際に治った人はいるのか?
これに関しては、ありきたり回答になってしまいますが、人それぞれとしか言いようがないんですね。
ここまで引っ張っといて何だよ・・・
って思われるかもしれませんが、正確にはそういうしかないのはご了承ください。
プラセンタで改善する方は本当に劇的な改善を見せますが、効果の無い方には全くないといった感じです。
つまりやってみなければ分からないという部分がとても大きい治療法です。
ただ、ひとつ確実に言えることは、プラセンタは人間の体にとって間違いなく良いものであるということです。
組織修復機能は、傷ついた神経や筋肉を修復してくれますので、痛みそのものを取り去ってくれなくても体が良い方向に向かうことは間違いありません。
プラセンタ治療ってどんなもの?
とりあえずやってみるという姿勢が大事とは言っても、実際にどのような治療を行うのかが分からないと不安ですよね。
治療費も分からないと、とりあえず受けるという気にすらならないと思います。
まず、治療法に関しては、代表的なのは経口薬(内服薬)と注射のふたつです。
経口薬は普通の錠剤やカプセルを日常生活の中で服用していくもので、注射に関しては週に1、2回ほどの頻度で通院して腰のツボに対して注射を打つといった治療です。
気になる治療費は、経口薬の場合、1か月で約1万円~1万5千円程度。
注射の場合は1回あたり2000円程度というのが相場のようです。
ただ、このプラセンタ治療法は完治する場合でも即効性があるわけでは無く、比較的長い時間が必要になってくるんです。
目安として短い人でも3か月と言われています。
確かに細胞の修復などが1日や2日で出来るわけもありませんし、当たり前と言えば当たり前ですね・・・。
とすると、ひとつネックになってくるのが治療費です。
1本2,000円をどう見るかは人それぞれですが、これを少なく見ても月に4回。
3か月で12回。
ということはどんなに短期でも2万円以上の治療費が掛かるわけです。
実際にはこれ以上確実に掛かると思っていた方が良いので、個人的にはなかなか掛かるなぁという感じです。
なので、長く続けるという判断をした場合にはサプリメントなどで摂る人も実際に多いようですね。
金額的な負担は確かにグッと抑えられます。
プラセンタを使用して改善した例
ここからは実際にプラセンタを腰痛治療や神経痛治療に用いた体験を元に書いていきます。
大前提として、個人差があるのであくまでも参考程度にしておいてくださいね。全く同じ効果が期待できるかと言えばそういう訳ではありません。
まず一つ目の例は私の友人の話です。
結論から言うとこの人はプラセンタで完治とまでは行きませんでしたが、痛み止めを飲まないで過ごせる程度にまでは回復しました。
彼はぎっくり腰をやったのをきっかけに、10代の学生時代からずっと腰痛に悩まされていて、左足に対しての神経痛もずっと感じていました。
腰自体は安静にしているときは何でもないのですが、神経痛が伴っているのでやはり季節によって相当痛みの度合いは変化していましたね。
かれこれ、6年ほどこのような痛みを抱えており、その間に整体も鍼灸も整形外科にも行きましたが、対して効果の実感できるものはなく、痛み止めを飲み続けて長年誤魔化していた感じです。
これに関しては私ととてもよく似ていますね。笑
その数ある中の治療法の一環として彼はプラセンタの注射を受けたのですが、とりあえず半年くらい続けてみるということで継続した結果、痛み止めを打たなくても大丈夫なレベルにまで回復しました。
長い時間を掛けてますので、プラセンタじゃなくて他の要因で治ったとも考えられなくないですが、それまで数年間痛みを感じていたという過去があることから、恐らくプラセンタによる効果なんでしょうね。
次は、20代の女性の話です。
これは過去に職場で一緒だった女性で、デスクワークだったために突然ヘルニアを発症して坐骨神経痛も抱えているような感じでした。
この女性の場合も完治とまでは行きませんが、一時期の激痛はないとのことです。
女性ということでプラセンタというもの自体に対する理解は当初からなかなか深く、自分がヘルニアになったときからプラセンタによる治療法があるということを知っていたそうです。
そして整形外科の次に行ったのがプラセンタ療法です。
ヘルニアになった当初は仕事に来れないほどに痛みが強かったのですが、それから約4カ月ほどで現在のようにほとんど痛みを感じていないレベルにまでなったそうです。
痛みが引き始めたのは治療開始から1か月くらい経過してからのようですので、やはり初めの効果を実感するまでにもある程度の期間は必要ということなのでしょうね。
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